
D2Cで広告費がかかりすぎると
悩んでいる方、
実はそれは大きな勘違い!
広告費をかけずに
成功しているブランドが
たくさんあるんです。
例えば【COHINA】は
1円も広告費用をかけずに成功した
D2Cブランドです。
D2Cは従来のビジネスとは異なり、
多くの媒体に広告を出さないことが特徴です。
当記事では、
D2C企業の広告費削減の成功の秘訣、
広告費をかけずに成功した5つの事例を紹介します。
ぜひD2Cの広告戦略の参考に
してください
目次
D2C広告で理解すべき4つのポイント

以前の広告は
テレビや街頭広告がメインな
「マス向け広告」でした。
今ではスマホ一つで
商品を購入することに抵抗が少なく、
単にマス向けに広告を打っても
効果や結果は薄れたものになっています。
その変化に合わせ、
広告の形も大きく変わりました。
①セグメントされた個人向け広告
D2C時代の広告の特徴は
各個人に合った広告を表示できる点です。
従来のマス向け広告は
個人情報を表示できず、
幅広い層に同じ広告を打つことしか
できませんでした。
つまり数打てば当たる方式でした。
現在はデジタル広告中心なので
スマホやパソコンを使っている人の
個人情報をもとに
広告を表示させることができます。
②SNS
D2Cの主な戦場はSNSです。
従来はGoogleやYahoo!など
検索エンジンを使って、
商品を検索することが主流でした。
SNSでは
さまざまな情報が掲載されており、
自分の好みのブランドをフォローして、
毎日そのアカウントをチェックすることができます。
チェックしているうちに
「おすすめ」で、
自分好みの他のブランドも
表示されるようになっていきます。
つまり、
ユーザーの興味がありそうな
ブランドや情報で
タイムラインは埋め尽くされるように
なります。
何度も繰り返して接触することにより、
好感度や評価等が高まっていきます。
心理学での「ザイオンス効果」です。
定期的なSNSの投稿は、
「ザイオンス効果」を最大限に発揮することができます。
③一方的な宣伝ではなく双方向のやりとり
従来の広告では、
企業が単方向に情報を顧客に
表示するものでした。
しかし、D2Cでは企業とユーザーが
相互にコミュニケーションを
取ることができます。
例えば、口コミに対する返信など、
企業とユーザーの双方向のやり取りが
頻繁に行われます。
さらに、
DM機能やアンケート機能なども
手軽に利用できます。
D2Cの広告では、
より直接的かつインタラクティブな
コミュニケーションが
可能となっています。
④体験に価値を感じる
D2Cでは、ユーザーの体験が重要です。
従来は品質やビジュアルの良さが
重視されていましたが、
現在ではユーザーが価値を感じる
ポイントが変化しています。
- ブランドのストーリー
- ユーザー中心の価値提供
- カスタマイズと個別対応
が重要です。
これらを活かすことで、
ユーザーはより充実した体験と
価値を得ることができます。
D2Cの広告はSNSがメイン

D2CはSNSを主な戦場としているため、
SNS広告の出稿が盛んです。
SNS広告は
年齢は年齢や性別、職業、趣味など
個人に合わせたターゲティング精度の
高いものを打てるのが特徴です。
①Instagram
Instagramは
若い女性向けの商品やサービスとの
相性が良いです。
アパレル商品や化粧品、脱毛、
ばえる食べ物や旅行を宣伝するのに
適しています。
Instagram広告のポイントの一つは、
タイムラインやストーリーズで
自然に広告を表示できることです。
ユーザーの日常に馴染むような広告を
作成することで、
宣伝感を薄くすることが重要です。
これにより、ユーザーは
広告として認識することなく、
より自然な形で情報を
受け取ることができます。
②Twitter
Twitterの特徴の一つは、
その拡散力の高さです。
リツイート機能により、
ターゲットユーザーに広がり、
またそのユーザーのフォロワーにも
広がることができます。
さらに、Twitterでは
本名や顔出しを必要としないため、
ニッチな内容のアカウントも
多く存在します。
そのため、特定のターゲット層を狙った広告出稿も可能です。
また、Twitter広告の特徴は、
ユーザーのアクションによって
広告費用が決まることです。
ユーザーの反応が多ければ、
その分料金が発生し、
反応が少なければ
ほとんど費用がかかりません。
効果的な広告を配信するために、
広告に対するユーザーの反応や
エンゲージメントを
重視することが重要です。
③Facebook
Facebookの特徴の一つは、
実名登録によりユーザーの年齢や
所在地などの
個人情報を正確に取得できることです。
そのため、他のSNS広告に比べて
高度なターゲティングが可能です。
ジャンルは限定されますが、
特定の層に確実にリーチすることが
できるため、
無駄の少ないSNS広告と言えます。
Facebookの広告プラットフォームを
活用することで、
よりターゲットに合わせた
広告キャンペーンを展開することが
できます。
④LINE
LINEの特徴の一つは、
利用者の年齢層が広く、
ミレニアル世代よりも上の世代にも
広く利用されている点です。
LINEは日常の連絡ツールとして
定着しており、
多くの人に何度もメッセージを
届けることができます。
LINE広告のデメリットとして、
FacebookやTwitter広告と比べて
ターゲティングのセグメント幅が狭い
ことが挙げられます。
ターゲットの絞り込みや
詳細なターゲット設定が
制限されるため、
細かいニーズに対応することが
難しい場合があります。
それでも、LINEの利用者数の多さや
日常的な使用頻度を活かし、
適切なメッセージやコンテンツを
提供することで、
幅広いユーザーにアプローチすることができます。
⑤TikTok
TikTokは
インフィード広告や起動画面広告、
チャレンジ広告など、
多様な広告形式が利用できるSNSです。
特に「TikTok Ads」という運用型広告は、
他のSNSと同様に利用できますが、
高度なターゲティングが可能な特徴が
あります。
TikTokは利用年齢層が低く、
中学生や高校生など
若いユーザーも多くいます。
エンタメ性の高い動画が人気であり、
バズると拡散スピードが
非常に速いです。
ただし、中高生の多くは
お金を持っていないため、
広告への反応や購買力には
制約があることも事実です。
一方で、
TikTok広告のデメリットとしては、
最低出稿額が他の媒体に比べて
数百万円からと高額なことが
挙げられます。
それでも、
TikTokの広告は若い世代に対して
効果的なリーチを実現し、
ブランドの認知度向上や拡散を
促す機会を提供します。
⑥YouTube
YouTubeは動画を活用した広告であり、
画像や文字よりも多くの情報を
ユーザーに伝えることができます。
さらに、一部の広告は
「広告を3秒見ないと再生できない」
という設定がされているため、
ユーザーは広告を強制的に
見ることになります。
この特徴により、
他のSNS媒体では興味や関心がなければ
スルーされる可能性がありますが、
広告を確実に視聴してもらえる
メリットがあります。
そのためYouTube広告は、
魅力的なコンテンツを制作することが
広告の効果を最大化するポイントに
なります。
広告費をかけないで成功した
5つの事例

広告費をかけないで成功した
D2Cブランドを5つご紹介します!
どのような戦略だったのかも
ご紹介しますので、
ぜひご参考ください。
事例①:400日間連続投稿
「COHINA」

参照:COHINA
COHINAはInstagramを主に活用し、
毎日の投稿を通じて
SNSを上手に活用しています。
彼らは連続して400日間以上
動画やイラスト、テキストの入った
投稿を行うなど、
「通常投稿の継続性」を非常に重視
しています。
さらに、
「#低身長女子」や「#cohina倶楽部」
といった
ハッシュタグを使用して、
広告費をかけずに宣伝活動を展開しています。
この地道な作業によって、
COHINAのコンテンツは
多くの人の目に触れる機会が増え、
印象に残りやすく親しみを
感じるものとなっています。
事例②:口コミで親近感「BASE FOOD」

参照:BASE FOOD
BASE FOODは
ディスプレイ広告や
スポンサープロダクト広告などと
同時に、
SNS広告でも巧みな展開を
行っています。
特にTwitterでは、
ユーザーに口コミを
投稿してもらうことで
「親近感」を演出しています。
宣伝費を抑えるために
口コミやメディア露出など、
広告以外の施策にも重点を
置いています。
これにより、
効果的な広告展開を実現しています。
事例③:双方向のコミュニケーション「ドモホルンリンクル」

参照:ドモホルンリンクル
ドモホルンリンクルは、
インターネットやECが存在しなかった
1947年に誕生したブランドです。
そのため
一般的なD2Cブランドとは異なり、
CMや紙面広告などを通じて
知名度を高めてきました。
SNSのフォロワー数は
数千人と一般的には多い方ですが、
COHINAなどと比べると
少ない印象があります。
しかし、
ドモホルンリンクルの素晴らしい点は、
「LINEを通じた双方向のコミュニケーション」です。
LINE上で顧客とコミュニケーションを
取る仕組みを作り、
顧客の声に真摯に耳を傾けています。
この姿勢は、
老舗ブランドであるだけでなく、
顧客の悩みや相談に
真摯に向き合う姿勢から
生まれる信頼感が成功の秘密です。
商品に関わらず、
顧客の声に真摯に向き合うことで
信頼関係が築かれます。
事例④:実際の使用写真で成功を収めた「BULK HOMME」

参照:BULK HOMME
BULK HOMMEは
最初はGoogle検索に連動した
リスティング広告や
アフィリエイト広告を試みましたが、
うまくいかなかった経験があります。
また、洗練された写真でInstagramに
出稿しても反応が薄かったですが、
実際に商品を使用した写真に切り替えたところ売上が増加しました。
現在はInstagram広告や通常投稿、
Twitterキャンペーン、口コミなど、
SNSをフル活用しています。
BULK HOMMEは、
スタイリッシュでオシャレな写真よりも
実際に商品を使用した写真が
信用されることを
証明したD2Cブランドと言えます。
事例⑤:自社雑誌で体験性を演出する「AWAY」

参照:AWAY
海外のD2Cブランド「AWAY」は、
自社雑誌を通じてブランディングを行う
斬新な取り組みをしています。
広告費用の削減と
「体験性」の重視が特徴で、
写真やエッセイ、特産品などを通じて
魅力を伝えています。
SNS広告に頼らず、
自社雑誌を制作することで
独自性を打ち出し、
多様なコンテンツを通じて
ブランドの世界観を伝えています。
AWAYの施策は、
経済的な面でも
ブランドイメージの構築でも
成功を収めています。
まとめ
D2Cビジネスでは
広告費の削減が可能であり、
成功事例も存在します。
広告費をかけずに成功した5つの事例と、その成功の秘訣を紹介しました。
今後ますますD2Cの重要性が高まる中、
効果的な広告戦略を展開するためには、
広告費用以外の施策や
ユーザーエンゲージメントの視点も
重要です。
ぜひ広告費用に悩んでいる方は
参考にしてください。